もしかして性器ヘルペス?デリケートゾーンに出来たヘルペスの治し方

数日前から内股辺りやデリケートゾーンが痛痒くなって見てみたら、赤いブツブツや小さな水ぶくれが出来ている。これは何?と訝りながらも、放置していたら、下着や洋服に当たる部分の皮膚にできた水泡が破れてチリチリと痛み出す。デリケートゾーンにそのような潰瘍ができた場合には強い痛みを伴います。

もちろん、皮膚疾患には非常に多くの類似した症状がありますが、あなたの内股やデリケートゾーンに赤い発疹があり、大小に関わらず水泡があり、それが潰れて潰瘍となり、痛みや強いかゆみがあり、時には38℃以上の発熱を伴う症状の場合には、まずは性器ヘルペスを疑います。

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスへの感染が原因で起こりますが、特に デリケートゾーン(性器の周辺)に、水ぶくれや潰瘍ができるため、性病であると考える人が多い疾患でもあります。
実際には、単純ヘルペスウィルスの感染力はとても強いので、実際に性行為未経験者の人であっても、体力が弱っている時や疲れて抵抗力が弱っている時には、不特定多数の人が使う公衆浴場や、公衆トイレでも感染することがあります。あるいは、ご家族のどなたかキャリアである場合も同じです。

また、一度性器ヘルペスに罹ってしまうと、体力が低下した時や、栄養不足やストレスなどで免疫が落ちた時には再発を繰り返す人も少なくありません。

性器ヘルペスの疑いあり?!何科を受診すればいいの?

性器ヘルペスはヘルペスウィルスが原因で起こる感染症ですから、一般家庭で常備されている皮膚トラブル用の軟膏では治すことはできません。
放置しておけば痛みが消えないばかりか、潰れた潰瘍部分が化膿して二次的な皮膚疾患を併発することもあります。また、女性の場合にはヘルペスウィルスに感染する範囲はデリケートゾーンだけでなく、膀胱や子宮などにも到達し、場合によっては髄膜にまで達して髄膜炎を起こす症例もありますので、必ず医師の指導の下に治療をしてください。

性器ヘルペスを診てくれるお医者様は、女性であれば婦人科、男女を問わずに受診可能なのは皮膚科と泌尿器科です。
湿疹や潰瘍ができる部分がデリケートな場所ですので、性器ヘルペスを診慣れている皮膚科や泌尿器科、あるいは婦人科であれば、患者さんの恥ずかしい気もちを軽減する配慮が取り入れられている設備が整っている病院がほとんどでしょう。

性器ヘルペスで病院に行く理由とは?

上記のような症状が現れたり、あるいは友人や家族のどなたかが既に性器ヘルペスに罹った経験をお持ちである場合に、恥ずかしいけれども自分の疾患部位を診てもらい、『それは性器ヘルペスよ』と言われたりして、ますますあなたが性器ヘルペスに罹ってしまった可能性が高くなったとしましょう。

幸い、ご家族やご友人が以前、性器ヘルペスの治療で使っていた軟膏が余っていたとしましょう。
そんな時、あなたならどうしますか?取りあえず、その軟膏を使って様子を見ますか?それともきちんと病院で診てもらいますか?

前にも書きましたが、性器ヘルペスの症状を放置したままで悪化させてしまうことで再発率は非常に高くなります。口(くち)ヘルペスと同様に、性器ヘルペスも再発しやすい疾患で、なかには『ヘルペスは癖になる』と言い表す人もいます。

そういった、ヘルペスに慣れた人の中には、『放置しておいても一か月くらい我慢すれば、なんとなく治っている』とまで言う人もいますが、それは決して「いつの間にか治った」のではなく、常に単純ヘルペスウィルスを持ち続けるキャリアになっただけのことに過ぎません。
なぜなら、単純ヘルペスウィルスは一旦身体の中に潜伏してしまったら、適切な治療をしなくても自然に消えてなくなるものではないからです。

同時に、あなたの抱えるその症状が性器ヘルペスに酷似している症状だとしても、実際にウィルス検査をしてその正体を突き止めない限りは、単純ヘルペスウィルスに感染しているとは言えません。まずは、何が原因でその症状が出ているのかを検査して突き止めてもらって、適切な治療をうけましょう。

血液検査で単純ヘルペスウィルスの存在を突き止めるためには、症状が現れてから一か月を待たないと確認できないと言われています。
ところが、水泡にたまった体液を摂取すれば(抗原検査)ウィルスの存在を突き止めることができますから、デリケートゾーンに水泡が出来たらすぐに、恥ずかしがらずに皮膚科、泌尿器科、婦人科などの専門医を訪れて、その診断を仰ぎましょう。


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