性器ヘルペスは自然治癒でも治る?治療を受けない場合の6つのリスクとは?

性器ヘルペスに感染したら、抗ヘルペスウイルスによる治療が行われます。しかし、本来人間に備わっている治癒力によって治療をしなくても自然治癒することもあります。ここでは、性器ヘルペスの自然治癒について、治癒するまでの期間や治療を受けないことで起こる6つのリスクについて詳しく紹介していきます。

性器ヘルペスは自然治癒でも治る?

基本的に、性器ヘルペスは抗ヘルペスウイルスを使った治療が行われます。しかし、治療を受けずに症状を放置していたままでも自然治癒することはあります。ただ、激しいかゆみが起こったり、多数の水ぶくれや水泡ができて潰瘍になったりすることが多いため、自然治癒を待つ方法はおすすめしません。また、自然治癒は治療を受けた場合に比べて、治りがおそいために、周囲に感染を広げてしまう可能性も考えなければいけません。

性器ヘルペスが自然治癒する期間

性器ヘルペスを発症してから自然治癒するまでの期間は約7日~10日程度といわれています。症状が酷い初期感染の場合は2週間ほどかかることもあります。

性器ヘルペスの治療を受けないリスクとは?

性器ヘルペスの治療を受けない場合、以下のようなリスクがあります。

1.症状が悪化する

治療を受けた場合は、薬の使用でウイルスの増殖が抑えられますが、自然治癒を待つ場合はウイルスが多いままの状態が続きます。その結果、性器だけではなく、お尻や太ももまで水泡や潰瘍がひろがり状態が悪化するおそれがあります。場合によっては、排尿困難や歩行が困難になることもあり、入院を余儀なくされることもあるため注意が必要です。

2.再発の確率が高くなる

性器ヘルペスは治療を受けたとしても、再発の可能性が非常に高い病気です。しかし、症状が比較的軽い段階で治療を開始すれば、その後の再発の確率を抑えることができるということが分かっています。つまり、治療を受けずに性器ヘルペスを放置しているということは、再発の確立を高めてしまうことにもなるのです。

3.周囲に感染源を広げることになる

感染症である性器ヘルペスは、湯船につかる、タオルを共有するといった行動でも周囲の人に移す可能性があります。抗ウイルス薬をつかっていない状態では、大量のウイルスが存在している状態のため、感染する力は治療している時に比べて強くなっています。家族やパートナーなどと一緒に暮らしている場合は、周囲の人に与えてしまう影響にも考えておきましょう。

4.色素沈着などがおこる

症状が悪化してしまうため、患部にシミや傷跡などが残り、色素沈着を起こすことがあります。最悪の場合、一生消えないということもあるため注意が必要です。

5.ほかの感染症にかかりやすくなる

性器ヘルペスは免疫力が低下している時に発症するのが特徴です。治療を受けていない場合は、免疫力が低下している状態が続いてしまうため、ほかの病気にも罹患しやすくなってしまいます。

6.妊婦の場合は妊娠・出産に影響がでることも

妊娠している場合は、妊娠数週にもよりますが胎児がヘルペスウイルスに感染してしまうリスクが高くなります。特に、妊娠30週以降に発症した場合は通常分娩ができずに帝王切開をしなければいけません。新生児がヘルペスウイルスに感染してしまうと、最悪の場合に死にいたることもあるため最も注意しなければいけないのが、妊婦の性器ヘルペスウイルス発症となっています。

性器ヘルペスの自然治癒、治療を受けないことで起こるリスクのまとめ

性器ヘルペスは、治療を受けなくても自然治癒しますが、それには大きなリスクが伴います。また、厳密にいうとヘルペスウイルスは治療を受けても自然治癒するのを待っていても、完全に体内からいなくなるということはありません。そういった意味では、完全な自然治癒というのはないといえるでしょう。

女性の場合は、妊娠中の性器ヘルペスウイルス発症や再発に注意する必要がありますが、治療を受けていれば再発の確立を少なくすることができます。デリケートな場所のため、できれば病院には行きたくないという人もいるかもしれませんが、再発のリスクやそのほかのリスクを抑えるためにも、病院で適切な治療を受けるようにしましょう。


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