再発頻度が高い性器ヘルペスの予防薬とは

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウィルスへの感染が原因で起こります。きちんと専門医(皮膚科、泌尿器科、女性であれば婦人科)を受診して、処方薬をもらい、医師の指導通りに治療することで治る感染症です。
ただ一つ残念なことは、単純ヘルペスウィルスの感染力はとても強いので、体力が弱っている時や疲れて抵抗力が弱っている時には、不特定多数の人が使う公衆浴場や、公衆トイレの便器から感染することがあります。

再発率は八割?! 性器ヘルペスの高い再発率

一度性器ヘルペスに罹ってしまうと、睡眠不足や栄養不足、またはストレスなどで免疫力が落ちた時などに再発を繰り返すことが少なくありません。実際に、一度性器ヘルペスに罹ると、治療後一年以内に八割という高い確率で再発すると言われています。

前より軽い症状でも、感染力は変わりません
初めて性器ヘルペスに感染した時には、つまり、性器周囲、肛門周囲、太ももの付け根辺りに赤いブツブツが発生し、痛痒い感覚があり、水泡が発症し、それが潰れて潰瘍となり、ひどい時には発熱を伴う症状が出た時には、必ず専門医(皮膚科、泌尿器科、女性であれば婦人科)を受診してください。それは治療するべき対象を明らかにすることで、類似の症状が現れる他の性病や感染症を悪化させないためです。

そして、一度単純ヘルペスウィルスに感染してしまうと、医師の指導に従って正しく治療して症状が治まっても、単純ヘルペスウィルスは神経細胞が集まっている『神経節』に潜り込んで一生そこに棲み続けます。ですから、一度単純ヘルペスウィルスのキャリアになったら、再発しても素早く治療すること、人にうつさないこと、再発を予防することが大切です。
また、再発時には最初の感染時よりも軽い症状しかでないケースも多いので、再発したことに気がつかずに他の人への感染を広げてしまう危険があります。

大切なのは再発予防。怪しいと思ったら即効で予防する

性器ヘルペスを既に数回再発させた経験のある人であれば、とても早い段階でヘルペスが再発しそうな予兆を感じることができるようになります。たとえば、デリケートなエリアがピリピリする感覚や、ムズムズ感を微かに感じる程度で『来たな!』とわかるのです。

そして経験者であればよくわかるのは、性器ヘルペスの症状は時間が経過するごとに刻一刻と悪くなっていくので、忙しくて病院に行けない日の朝方に、再発の予兆が分かったとしても、薬を飲まないでいたその日の夕方にはハッキリと症状が出てしまうということです。

そういう風に、いつでも病院に行ける状況にいない人は、性器ヘルペスの治療薬を常備しておかれるといいでしょう。
大切なのは再発させないことですから、予兆を感じたらすぐに薬を飲んで発症させないことも予防策として有効です。

性器ヘルペスに効く予防薬とは?

日本の薬局で購入できるヘルペス用の薬は、口唇ヘルペスウィルス用のみで、性器ヘルペス用の薬ではありません。同じ単純ヘルペスウィルスではありますが、口唇ヘルペスを起こすのはⅠ型、性器ヘルペスを起こすのはⅡ型です。とはいえ、外用薬(塗り薬)の中にはどちらのヘルペスにも使用可の物があります。

① 性器ヘルペス内服薬―――バルトレックス(Valtrex)500mg

単純ヘルペスの治療に最も効果的な内服薬です。日本では医師の処方箋が必要な抗ウィルス薬です。1日2回の服用ですが、医師が一度に処方してくれるのは5日分です。現在、日本国内では市販されていませんので、発症予防のために常備薬として備えておくためには個人輸入サイトを利用して購入する必要があります。同成分で価格も安価なジェネリックもあります。最近では大きな病院であっても医療費の削減のためにジェネリックを推奨する動きも見られるようになりました。ちなみに、バルトレックスのジェネリックは「バルシビル Valcivir 500mg」です。

②性器ヘルぺス用外用薬――ゾビラックスクリーム Zovirax Cream 5%

この外用薬(塗り薬)の有効成分はアシクロビルで、単純ヘルペスウィルスのDNAの複製を阻害することでウィルスの増殖を抑制する抗ウィルス薬です。
これは病院で処方される塗り薬と同じ製品です。安全性も高く副作用も少ないので、症状が軽い患者さんに処方されるようです。
この外用薬も海外から医薬品を個人輸入するサイトで購入できます。

このゾビラックスではなく、薬局で購入した口唇ヘルペスウィルス用の外用薬を、再発した性器ヘルペスウィルスの患部に使用する場合には、太ももやお尻などの皮膚以外の、性器の粘膜部分などには絶対に使わないようにしてください。


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