性器ヘルペス初感染の特徴的な症状とは?

初めて、単純ヘルペスウイルスにかかることを初感染といいます。性器ヘルペスは、「初感染」と「再発(2回目以降の感染)」で、症状に違いがあるのが特徴です。ここでは、性器ヘルペスに初めて感染した場合の特徴的な症状について紹介していきます。

性器ヘルペスに初感染した場合の特徴的な症状

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスの感染で発症します。初めての感染で発症するものを急性型、体内に潜伏していたウイルスが活性化することで再発するものを再発型とよんでいます。中には、一度感染しているものの発症はせずに、その後に体内のウイルスが活性化して初めて症状が出るケースもあり、これは誘発型と呼ばれています。

このように、ウイルスに感染してもすぐに症状がでるわけではありません。初めて感染した場合は、潜伏期間といって症状のでない期間があります。初感染の場合は、4~10日ほどの潜伏期間を経て、陰部などの性器やお尻に、かゆみや痛みが出るのが特徴です。

初感染は症状が重いのが特徴:急性型性器ヘルペス

初感染時は、症状が重いのが特徴です。性器ヘルペスの特徴である、小さな水ぶくれが多数でき、患部が広がっていきます。水ぶくれが破れると、潰瘍になったり、びらんができたり、かゆみや痛みが広がっていくのも特徴です。排尿時にしみることで、排尿が困難になるケースも多いため、早めに病院で治療を受けるようにしましょう。

このほか、発熱やリンパ節の腫れ、全身倦怠感(だるい、疲れ)、強い疼痛などが急に起こることもあります。さらに病状が悪化すると、髄膜炎を合併してしまうことがあるため、早めに病院で相談・治療をすることが大切です。

初感染の時と再発時の症状の違いは?

性器ヘルペスは高い頻度で再発を繰り返すことが知られていますが、初感染と再発時では、症状も異なってきます。初感染の場合は、激しいかゆみや痛みが伴うのに対し、再発の時は痛みがそれほど強くないのが特徴です。水ぶくれも、初感染では多数できていたものが、再発では数個に少なくなることが多いようです。しかし、症状には個人差があるため再発でも痛みやかゆみが激しいという場合もあります。

ヘルペスウイルスは、神経節に潜んでいて神経痛を引き起こすことでも知られていますが、性器ヘルペスウイルスの場合も、再発にともなって患部に神経痛のような症状が出ることもあるようです。

初感染の時は、症状の重さから入院が必要になることも!

性器ヘルペス初感染の場合は、水ぶくれが多数できることから、痛みが激しく、時には発熱が続くこともあります。排尿が困難になったり、痛みで歩行困難にななったりすることもあり、入院治療が必要になるケースも。入院治療では、点滴で抗ヘルペスウイルスの投薬が行われます。

重症ではない場合は、治療をしなくても自然に症状は治まっていきますが、治癒するまでには2~4週間程度かかるようです。

性器ヘルペス初感染の特徴的な症状のまとめ

初めてヘルペスウイルスに感染した時は、症状が酷くなることが多く急性型の性器ヘルペスとよばれています。性器部分やおしりに多数の水ぶくれができるだけではなく、潰れて潰瘍になったり、酷い痛みが起きたりすることで、排尿困難、歩行困難になってしまうこともあります。

症状が重くなると、入院して治療を受けることになるため、陰部のかゆみや発疹など、いつもと違った症状がではじめた段階で、早めに病院に行くことが大切です。泌尿器科や皮膚科で検査や治療を行っていますが、女性の場合は婦人科でも治療が受けられます。デリケートな部分なため、病院に行くことをためらっている人は、婦人科で相談することをおすすめします。

参考
性器ヘルペスウイルス感染症とは(NIID 国立感染症研究所)
http://www.niid.go.jp/niid/ja/encycropedia/392-encyclopedia/424-genital-hsv-intro.html


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